【10月19日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)は18日、各地で試合が行われ、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)に加入したレブロン・ジェームズ(LeBron James)は、新天地デビュー戦で豪快なダンクでリングを揺らすなど存在感をアピールしたが、試合はポートランド・トレイルブレイザーズ(Portland Trail Blazers)に119-128で敗れた。

 通算14度のオールスター選出を誇るジェームズは、敵地モダ・センター(Moda Center)でのシーズン開幕戦で、チーム最多の26得点、12リバウンドを記録したものの、チームの負の連鎖を断ち切ることはできなかった。

 バスケットボールファンはこの数か月間、33歳のジェームズが紫とゴールドのユニホームを身にまとう姿を待ち望んでいた。そして、その瞬間が訪れると、ジェームズは立て続けに2本の豪快なダンクをたたき込んで敵地の観客を沸かせ、レイカーズの選手として初得点を記録。しかし、2014年3月から続いているチームのトレイルブレイザーズ戦での連敗は16に伸びてしまった。

 ジェームズは試合後、「これは簡単に出来上がるオートミールとは違う」「目を閉じていても、チームメートがどこにいるか分かるくらいの化学反応をつかむには、しばらく時間がかかる」という認識を示した。

「点差が2桁に広がった際の、チームの反撃は良かった。競り合っていた場面も何度もあったし、ボールをよく回していたのも良かった」「これらは、すべて前向きな材料だった」「もっと改善の余地はあるはずだ。もっとリバウンドを取れるし、予想していた通りいくつかターンオーバーもあった。とにかく、お互いの感覚をつかめるようにしていくことだ」

 レイカーズのルーク・ウォルトン(Luke Walton)ヘッドコーチ(HC)は、「彼がチームにいるのは喜ばしい。プレーもかなり好調だ」とコメント。チームは本拠地ステープルズセンター(Staples Center)で行われる20日のヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)戦で、今季のホーム開幕戦を迎える。(c)AFP