【10月19日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は18日、ツイッター(Twitter)に連続投稿し、中米ホンジュラスから米国を目指している移民数千人の「猛攻」に対応するため、軍を動員して米・メキシコ国境を封鎖することも辞さないと警告した。

 トランプ大統領は「グアテマラ、ホンジュラス、エルサルバドルによるわが国への攻撃」の原因は米民主党にあると非難し、米国境に近づきつつある移民の一団には「大勢の犯罪者が含まれている」と強調。「私はメキシコに対し、この猛攻を止めるよう最も強い言葉で求めなければならない。できないのであれば米軍を動員してわが国南部の国境を封鎖する!」と主張した。

 さらに同大統領は、最近交渉が妥結した新貿易協定「米・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」を危機にさらすこともいとわない姿勢を示唆。「犯罪分子や薬物がなだれ込むことを含め、わが国の南部国境に対する攻撃は、私にとって貿易やUSMCAよりも大統領としてずっと重要だ」と述べた。

 トランプ大統領は約2年前の就任以降、対メキシコ国境に壁を建設するとの主張を自らの象徴的な課題としてきたが、18日の投稿は特に激しい内容で、中間選挙を前に移民への批判を強めた。(c)AFP/Sebastian Smith