【10月19日 AFP】米国は18日、事実上のパレスチナ代表部として機能してきたエルサレム(Jerusalem)総領事館を、在イスラエル大使館の管轄下に置く方針を発表した。

 マイク・ポンペオ(Mike Pompeo)国務長官によると、総領事館はエルサレムに移転した在イスラエル大使館内に設置されるパレスチナ問題担当部(Palestinian Affairs Unit)に置き換えられる。

 これにより、今後デービッド・フリードマン(David Friedman)駐イスラエル米大使がパレスチナ指導部との対話を中心的に行うことになる。フリードマン氏はパレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)へのイスラエルの入植拡大を支持ししていることでパレスチナ側から批判されている。

 イスラエル寄りの政策を進めるドナルド・トランプ(Donald Trump)米政権によって打撃を受けているパレスチナからは、米国のこの決定に対してすぐさま非難の声が上がった。(c)AFP/Paul HANDLEY, Joseph DYKE