【10月19日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するフォースインディア(Racing Point Force India)は18日、メキシコ出身のセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)が2019年シーズンもチームに残留することを発表し、数週間続いていた臆測に終止符を打った。

 英シルバーストーン(Silverstone)に拠点を置くフォースインディアは、来季のセカンドドライバーについては公表しなかったものの、チームが今年8月にカナダの富豪ローレンス・ストロール(Lawrence Stroll)氏のコンソーシアムに買収されていることから、その息子であるランス・ストロール(Lance Stroll)がシートを獲得するとみられている。

 今週末に開催される今季第18戦米国GP(United States Grand Prix 2018)を控える中、ペレスはコメント文を発表し、「ようやく自分の将来について発表があり、とてもうれしいし、2019年に向けて本当にモチベーションが上がっている」「フォースインディアは2014年から自分のホームであり、ドライバーとして成長してサーキットで自分のスキルを示す機会を与えてくれている」と喜んだ。

 チーム代表のオットマー・サフナウアー(Otmar Szafnauer)氏は、ペレスについて「F1グリッドにおいて、最も才能があり、安定性のあるドライバーの一人だ。彼はこれからチームに貴重な信頼性をもたらしてくれる大きな存在だ」と述べた。

 フォースインディアのセカンドドライバーにストロールが決定した場合、フランス出身の新星エステバン・オコン(Esteban Ocon)がチームから押し出される形となり、残りのシートはストロールが現在所属しているウィリアムズ(Williams)だけとなる。ウィリアムズは今週、F2選手権(FIA Formula 2 Championship)で現在総合トップに立っているジョージ・ラッセル(George Russell)と契約にサインしたことを明らかにしていた。

 一方、マクラーレン(McLaren)は同日、飲料大手コカ・コーラ(Coca-Cola)と短期契約を結んだと発表し、F1で同社のブランド名を拝する初めてのチームとなった。2台のマシンには残り3レースで、コカ・コーラのサブブランドであるダサニスパークリング(Dasani Sparkling)とスマートウォーター(SmartWater)のロゴが貼られることになっている。

 マクラーレンのザック・ブラウン(Zak Brown)最高経営責任者(CEO)は、「コカ・コーラはスポンサーとして豊かな歴史と革新的な活動の実績があり、同社がマクラーレンをパートナーに選んでくれたことを光栄に思う」「われわれのチームと同様にF1は変化しており、われわれのチームをはじめ素晴らしい世界的なスポーツが可能性を示す舞台に、コカ・コーラを紹介することを楽しみにしている」と述べた。(c)AFP