【10月19日 AFP】女子テニス、世界ランキング1位のシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)が18日、背中のけがを理由にシーズンを途中で終了し、来週シンガポールで開催されるWTAファイナルズ(WTA Finals Singapore 2018)を欠場することが決まった。

 全仏オープンテニス(French Open 2018)女王のハレプは、先日の中国オープン(China Open 2018)の試合をわずか31分で途中棄権すると、今週のクレムリン・カップ(Kremlin Cup 2018)も長引く故障を理由に出場を断念していた。

 現在27歳のハレプは当初、21日から開幕するシーズン最終戦の出場を目指していたが、健康面を最優先とする「つらい」決断を下すことになったと話している。

 先月の武漢オープン(Wuhan Open 2018)で背中を痛めたハレプは「大きな大会を欠場するのはいつだって難しいこと」「私の背中は良い状態ではない。ここ4週間は練習しておらず、このレベルで戦う準備はできていないし、まだ痛みがある」と話した。

 2年連続の最終世界ランク1位を確定させていたハレプの欠場により、オランダのキキ・ベルテンス(Kiki Bertens)が繰り上がり、8人目の選手としてWTAファイナルズに出場する。

 今季は3個のタイトルを獲得したほか、ツアー最多となる6度の決勝に進出するなど、通算46勝11敗の成績を収めて40週にわたり王座に君臨したハレプにとっては、不本意なシーズン終盤となった。(c)AFP