【10月19日 MODE PRESS WATCH】「エムシーエム(MCM)」はグローバル・クリエイティブ ・オフィサーとして、ファッションデザイナーのダーク・ショーンベルガー(Dirk Shönberger)を起用した。彼のために新設されたポストで、任命は即時発効となる。

 今回の就任以前は、アディダスでクリエイティブ・ディレクターを8年間務めていたショーンベルガー氏。アディダスのヘリテージを大胆に解釈したスニーカーデザインでヒット作を次々生み出し、ヨウジ・ヤマモト、ラフ・シモンズ、リック・オーウェンス、ファレル・ウィリアムズ、カニエ・ウェストなど多方面とのコラボレーションも多く手がけた。

 ショーンベルガー氏は、世界各国に散らばるMCMのグローバル・クリエイティブ・センターの中から、新しいベルリンデザインスタジオに拠点を置き、デザイン&エクスペリエンスのリーダーとして、世界中のすべてのMCMブランドのプロダクトデザインと開発に携わる。プロダクトデザインとブランド体験をさらに向上させる重要な触媒としての役割を担い、ブランドの創造的戦略をグローバルに推進しながら、あらゆる分野にわたる総合的なビジョンの実現を目指す。

 今回の就任に際して、ショーンベルガー氏は次のようにコメントを発表した。

「MCM は、スタイル、クオリティ、クラフツマンシップ、そしてモダニティを象徴する 21 世紀のアイコンです。自分たちのスタイルの表現に関して、しっかりと自分の意見を表明し、新しいことに積極的かつ勇敢に挑戦する新世代消費者たちをターゲットに創作活動に取り組むことができることを、大変光栄に思います。MCMの中核にある楽観主義やポジティブ感、そして透明性こそがこのブランドの原動力です。皆さんと共に、ジャーマンラグジュアリーを世界へ向けて発信するグローバルなパワー ハウスを築くことができると私は信じています」

 ダーク・ショーンベルガーがデザインを手がけた商品は、2019年初頭より店頭に並ぶ予定。

■関連情報
・エムシーエム 公式HP:www.mcmworldwide.com
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