【10月18日 CNS】中国農業農村部は16日と17日にそれぞれ、中国動物疫病予防制御センターから感染発生の報告を受けた。中国動物衛生流行病学センター(国家外来動物疫病研究センター)の確認を経て、遼寧省(Liaoning)盤錦市(Panjing)西安鎮(Xi’an)の養豚農家と、山西省(Shanxi)大同市(Datong)左雲県(Zuoyun)の養豚農家の2か所で、アフリカ豚コレラ(ASF)の感染の発生を明らかにした。

 農業農村部の公式サイトによると、山西省大同市の養豚農家では、柵内の豚15頭のうち、7頭が発病し、うち4頭が死亡した。遼寧省盤錦市の養豚農家では、柵内の豚161頭のうち、発病した43頭すべての死亡が確認されている。遼寧省盤錦では、すでに3日連続で感染が報告され、農業農村部は14日と15日にも感染報告を受けていたという。

 農業農村部は感染の確認後、ただちに監督指導チームを現地に派遣。規定に基づき緊急対応体制を組み、封鎖、屠殺、無害化処理、消毒などの措置を講じるとともに、ほかの豚と肉製品を封鎖エリア外に出すことを禁止するなどの対応を取った。現在、状況はすでに安定している。(c)CNS/JCM/AFPBB News