【10月18日 AFP】ボクシング、WBA世界ウエルター級王者のマニー・パッキャオ(Manny Pacquiao、フィリピン)は17日、来年1月に米国でエイドリアン・ブローナー(Adrien Broner、米国)と対戦することがほぼ決定したと明かした。一方で、臆測が広まるフロイド・メイウェザー・ジュニア(Floyd Mayweather Jr.、米国)氏との再戦の可能性については明言を避けた。

 39歳のパッキャオは、今年7月のルーカス・マティセ(Lucas Matthysse、アルゼンチン)戦で約9年ぶりとなるKO勝ちを収め、ペースを落としたとはいえ名高いそのボクシングキャリアに新たな息吹を吹き込んだ。

 王座獲得後、パッキャオは引退を勧める声に逆らい再戦を約束していたが、対戦する可能性のあるさまざまな選手に関するあいまいな報道が流れていた。

 しかし、この日マニラで行われたチャリティーイベントでパッキャオは報道陣に対し、「ブローナー、エイドリアン・ブローナー」と語った。

 元4階級王者と米ラスベガスで「1月12日か19日」に対戦したいとするパッキャオは、「ほぼ最終決定だが、まだまとまっていない」とし、試合は「90パーセント」実現されると付け加えた。

 一方、メイウェザー氏は今年9月、現役復帰して今年中にパッキャオと再戦すると語っていた。2人は2015年、両者が巨額のファイトマネーを手に入れたメガファイトで対戦していた。

 しかしパッキャオはこの日、メイウェザー氏との再戦も近い将来にあるかと問われると、「まだまとまってはいない」と応じるにとどまった。(c)AFP