【10月18日 AFP】米国の宝くじ「メガミリオンズ(Mega Millions)」の当せん金額が、9億ドル(約1010億円)に達している。大当たり(ジャックポット)の出る確率は3億250万分の1と極めて低いが、何枚か買ってみる価値はあるかもしれない。

 16日夜の抽せんでも当たりが出なかったため、19日の次回抽せんに賞金が繰り越された。当せん者が1人なら、世界の宝くじ史上最高額のジャックポットとなる。

 2016年には米宝くじ「パワーボール(Powerball)」で繰越金(キャリーオーバー)が約16億ドル(約1800億円)まで上がった例があるが、当せん者が3人いたため、1人当たりの取り分は5億2880万ドル(約590億円)となった。

 また、2017年には同じくパワーボールで、マサチューセッツ州在住の2児の母親メービス・ワンチック(Mavis Wanczyk)さん(53)が、くじ1枚では史上最高額となる7億5870万ドル(約850億円)の当せん券を引き当てている。

 6つの数字を選ぶメガミリオンズは、全米44州と首都ワシントン、米領バージン諸島(Virgin Islands)で販売されている。2002年の発売から何度かルール変更を経て、当せん確率が下がった一方、当せん金額は高額化の一途をたどっている。

 選んだ数字全てが当たってジャックポットとなった当せん者は、30年分割払いか、当せん金額が減少する一括払いかを選べる。メガミリオンズの公式ウェブサイトによると、19日の次回抽せんで一括払いを選んだ場合、賞金額は税引き前で5億1300万ドル(約580億円)となる。(c)AFP