【10月17日 AFP】オセアニア歴訪中のヘンリー英王子(Prince Harry)と妻メーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)が17日、オーストラリア東部の干ばつ被災地域を訪れた際、この地域に待望の雨がもたらされる出来事があった。

 訪問2日目を迎えたヘンリー王子とメーガン妃は、豪国内でも最も深刻な干ばつに襲われている地域の一つであるダボ(Dubbo)を訪れ、熱狂的な歓迎と心温まる抱擁を受けた。

 ヘンリー王子は長年続く苦難に耐え忍ぶ農業経営者らを称賛するとともに、「この雨は贈り物です」との冗談を交えてスピーチ。激しい雨の中、公園に集まったダボの人々に対し、「あなた方は地の塩です。誠実かつ勤勉であり、この上なく屈強だ」と述べた。

 メーガン妃が差す傘の下でヘンリー王子はさらに、「回復力とユーモアのセンス、この土地への献身といった資質こそが、あなた方を唯一無二の存在にしている。あなた方はこの国の屋台骨です」と話した。

 ダボおよびその周辺地域では、数年間に及ぶ干ばつに見舞われている。(c)AFP