【10月17日 AFP】サウジアラビアの著名ジャーナリスト、ジャマル・カショギ(Jamal Khashoggi)氏がトルコ・イスタンブールのサウジアラビア総領事館を訪問後に行方不明になっている問題で、マイク・ポンペオ(Mike Pompeo)米国務長官は17日、サウジアラビア側から特定の人物を捜査対象から外すことはしないとの約束があったことを認めた。サウジアラビアからトルコに向かう機中で報道陣に明らかにした。

 ポンペオ氏は16日にサウジアラビア入りし、首都リヤドでサルマン国王(King Salman)を含む同国指導部と会談。カショギ氏失踪について協議した。

 トルコ行きの飛行機に同乗する記者からサウジアラビア王室のメンバーが取り調べを受ける可能性について問われたポンペオ氏は、「(サウジアラビア指導部は)責任を問われる人物について例外を設けなかった」と述べた。

 また、単刀直入にカショギ氏の生死についてサウジアラビア側から説明があったかと問われると「私は事実については何も語りたくない。サウジアラビア側も同様で、本件に関する捜査を徹底的に行う機会がほしいと思っている」と答えた。

 ポンペオ氏は次の訪問国トルコでレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領と会談する予定。(c)AFP