【10月18日 Xinhua News】中国や英国、オーストラリア、カナダなどの古生物学者はこのほど、北京で会見を開き、約1億年前の白亜紀の琥珀から、触角などの軟組織が残ったままのカタツムリの化石を世界で初めて発見したと発表した。研究成果は学術誌「Cretaceous Research」電子版に掲載された。

 同研究は中国地質大学(北京)の邢立達(けい・りつたつ)准教授を筆頭に、スコットランド国立博物館のアンドリュー・J・ロス教授、オーストラリアのモナシュ大学のジェフリー・D・スティルウェル教授、カナダのサスカチュワン州王立博物館のライアン・C・マッケラー教授らが共同で完成させた。

 今回見つかった標本は、琥珀の産地として有名なミャンマー北部カチン州のフーコン渓谷で採取された。現地の火山灰の測定結果によると、この地域の琥珀は約1億年前の白亜紀後期のもので、ミャンマー北部の熱帯環境に生息していた動植物が、流れ落ちる樹脂内に取り込まれ、その後緩やかな地質変化を経て琥珀となり、現在まで保存されたものだ。

 邢氏によると、カタツムリの触覚とその先にある目が完全な状態で保存されており、さまざまな軟組織も残っているという。

 世界各地の琥珀にはさまざまな軟組織が残っており、こうした琥珀からの情報は通常、他の化石からは知ることができないため、古生物研究の重要な手がかりとなっている。(c)Xinhua News/AFPBB News