女王ハレプがクレムリン杯を棄権、最終戦出場へ暗雲
発信地:モスクワ/ロシア
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【10月17日 AFP】女子テニス、世界ランキング1位のシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)が16日、現在抱えている背中のけがを理由として、クレムリン・カップ(Kremlin Cup 2018)を棄権すると発表した。
ハレプは「どうしても出場したかったので、準備を整えるために手は尽くした」「しかし、残念ながら背中には痛みが残っており、不必要なリスクは避けたい」と話した。
27歳のハレプは2週間前に行われた中国オープン(China Open 2018)を棄権した後、椎間板ヘルニアと診断されており、今回のクレムリン・カップやシーズン最終戦のWTAファイナルズ(WTA Finals Singapore 2018)への出場が疑問視されていた。
シンガポールで開催されるWTAファイナルズへの切符をすでに手にしているハレプは、けがを完治させるにはさらに時間が必要であると明かし、「棄権は残念だけど、健康面を最優先にするのが大切だと理解している」と付け加えた。
ハレプは今季、四大大会(グランドスラム)の決勝に2度進出し、全仏オープンテニス(French Open 2018)で優勝。また深センオープン(Shenzhen Open 2018)とロジャーズ・カップ(Rogers Cup 2018)も制し、40週にわたり首位に立っている。(c)AFP