【10月23日 東方新報】中国・新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)のバインゴリン・モンゴル自治州(Bayingolin Mongol Autonomous Prefecture)西南部のタクラマカン砂漠内で30代の男性が方向を見失い遭難した。砂漠地域の面積が広く、現地警察はドローンを使った捜索活動を実行し、砂漠行路の約2キロ先地点で男性を発見。男性はドローンに手引きされ、無事に砂漠から脱出した。

 チャルチャン公安局の警察官によると、砂漠で遭難した男性は30歳前後で、当日は友人と車で同県内に入り、事件発生前まで車は砂漠行路に沿って進んでいた。途中、車を停めると、男性は風景の良さに車を降り、砂漠に向かって歩き出したものの、思いもよらず遠くまで歩いてしまい、最終的には方向が分からなくなってしまった。

 この男性が砂漠に入ったのは午後2時ぐらいで、友人が警察に通報したのは午後3時ごろだった。警察官は、「午後3時は太陽が最も高い位置にある時間帯で、砂漠の気温は30度を超える。男性は食料と水を所持しておらず、太陽の直射を受