【10月16日 AFP】女子テニスの最新世界ランキングが15日に発表され、シモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)が1位で今シーズンを締めくくることが確定した。2季連続で一年をトップで終えるハレプは、女王の座を楽しんでいると話した。

 ロシア・モスクワで開催されているクレムリン・カップ(Kremlin Cup 2018)の記者会見でハレプは、「最高の気分。2年連続で1位に立つことができとても幸せ」「ここまで素晴らしい一年になっているし、テニス人生で最高の年だ。四大大会(グランドスラム)での優勝は非常に特別であり、私の心の中に永遠に残るだろう」とコメントした。

 ハレプは今季、グランドスラムの決勝に2度進出し、全仏オープンテニス(French Open 2018)で優勝。また深センオープン(Shenzhen Open 2018)とロジャーズ・カップ(Rogers Cup 2018)も制し、今年は40週にわたって首位に立っている。

 ハレプは、見事な成功を収められたのは日々の努力のたまものだと明かし、「コート上ですべきことに集中していた。毎日懸命に努力し、一年を通して高いモチベーションを保ち続けた。努力したことを試合で発揮せず、時間を無駄にすることはなかった」と続けた。

「決して諦めたことはなかったし、より良くなるために毎日努力した。こうしたすべてのおかげで、私は4、5年にわたりトップ5に入り続けることができている」

 すでにシーズン最終戦のWTAファイナルズ(WTA Finals Singapore 2018)への出場を決めているハレプは、同大会の前に現在抱えている背中の問題を解決するため、クレムリン・カップでプレーすることを決めたと明かしている。

「背中はまだ良い状態ではないから、プレーできるかを確認するためにここに来た」「きょうはタフな練習を行ったから、あす起きた時にどのような状態になっているのか待っているところ。どれだけのパフォーマンスを見せられるのかチェックし、シンガポール(WTAファイナルズ)に行く」 (c)AFP