【10月15日 東方新報】秋の到来と共に、汚染された淀んだ空気もやってきた。少し前までは透き通った青空に白い雲が映えていた北京の空が、灰色の空に変わった。

 14日午後4時、北京市内6区のPM2.5の濃度は1立方メートル当たり165ミリグラムまで上昇。15日の日中は、北京都市部は微風のため空気の動きは穏やかなで、拡散しづらい条件となった。汚染の程度は、「中度」から時間を追うにつれ「重度」のピークに達した。市民は外出する際に、防護対策を取った。

 幸いなことに、今回の汚染は長く続かない見通し。15日夜から汚染濃度は徐々に下がり、16日は北の高気圧の影響により大気汚染は「良」または「軽度汚染」へと改善され、水曜から木曜にかけては冷気の到来と共に、良好なレベルを保持すると見られる。

 15日は秋雨により気温が大幅に下がり、最高気温は17℃で、陽光が見られることはなかった。(c)東方新報/AFPBB News