【10月15日 AFP】UEFAネーションズリーグ(UEFA Nations League 2018-19)は14日、各地で試合が行われ、リーグAのグループ3ではイタリアが1-0でポーランドに勝利した。最終盤にクリスティアーノ・ビラーギ(Cristiano Biraghi)が決勝点を挙げたイタリアは、ロベルト・マンチーニ(Roberto Mancini)監督の下で、公式戦初白星を飾っている。

 試合を支配したイタリアは、後半アディショナルタイム2分にCKのこぼれ球を26歳のDFビラーギが滑り込みながらゴールに押し込み、準決勝進出に望みをつないだ。一方、敗れたポーランドはリーグBへの降格が決まった。

 今年5月、W杯ロシア大会(2018 World Cup)の出場権を逃したイタリアの指揮官に就任したマンチーニ監督は、「新たなサイクルはもうすでに始まっている。試合を支配していたので、こちらが先に点を取らなければならなかった。0-0で終わっていたら不当だ。選手はみんなベストを尽くそうとしていた。良い試合で良い勝利になった」とコメントした。

 イタリア・セリエAのフィオレンティーナ(Fiorentina)に所属するビラーギは、得点した際に指で「13」と示し、自身の代表初ゴールを、今年3月に不整脈による心停止でこの世を去った元チームメートのダビデ・アストリ(Davide Astori)にささげた。

 フィオレンティーナの元キャプテンであるアストリについてビラーギは「全てにおいてお世話になった。信頼できる助言をしてくれたダビデに感謝するためにここにいる」と語っている。

 このグループでは2試合を終えて勝ち点6のポルトガルが首位に立ち、3試合が終わったイタリアが同4で2位につけ、同1のポーランドが最下位確定となった。(c)AFP