【10月14日 AFP】18MLBは13日、プレーオフのア・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)が開幕し、昨シーズンのワールドシリーズ覇者ヒューストン・アストロズ(Houston Astros)が、9回の本塁打攻勢でボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)を突き放し、7-2でシリーズ開幕戦を制した。

 アストロズは、両チーム同点で迎えた6回にカルロス・コレア(Carlos Correa)の左中間への適時打で勝ち越すと、9回先頭のジョシュ・レディック(Josh Reddick)にソロ本塁打、さらにユリエスキ・グリエル(Yuli Gurriel)にも3点本塁打が飛び出して一挙4得点を挙げ、ポストシーズン5連勝を飾った。

 コレアは「速球を待っていたら、高めに来た。良いスイングができたし、あれで勝ち越すことができた」と話した。

 チームはレッドソックスの本拠地フェンウェイ・パーク(Fenway Park)の特徴的なレイアウトにもうまく対応し、マーウィン・ゴンザレス(Marwin Gonzalez)がグリーン・モンスターへのクッションボールをうまく処理してイグザンダー・ボガーツ(Xander Bogaerts)の長打性の当たりを単打でとどめ、グリエルは9回に右翼スタンドぎりぎりへダメ押しの本塁打を流し打った。

 レッドソックスは、今季からチームを率いるアレックス・コーラ(Alex Cora)監督が球審への異議で5回に退場処分を受けた。コーラ監督は「ストライクの判定について抗議したら、追い出された。ああせざるを得なかった。選手を守るためにやらなくてはならないときがある」と話している。

 第2戦は14日に同じフェンウェイ・パークで行われ、レッドソックスは先発左腕のデビッド・プライス(David Price)が、苦手としているアストロズ打線への雪辱を目指す。対するアストロズは右腕のゲリット・コール(Gerrit Cole)の先発が予定されている。(c)AFP