【10月14日 AFP】18MLBは13日、プレーオフのナ・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)が行われ、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)は8回にジャスティン・ターナー(Justin Turner)が逆転の2点本塁打を放ち、4-3でミルウォーキー・ブルワーズ(Milwaukee Brewers)を下して戦績を1勝1敗のタイに戻した。

 初戦に5-6で競り負けたドジャースは、オーランド・アルシア(Orlando Arcia)とトラビス・ショー(Travis Shaw)の本塁打などでブルワーズに3点を先行されるも、7回にコディ・ベリンジャー(Cody Bellinger)の適時打とオースティン・バーンズ(Austin Barnes)の押し出し四球で2点を返したが、最後は3者残塁となり無死満塁のチャンスを生かし切れず先行される展開が続いた。

 それでも続く8回、単打で出塁したクリス・テイラー(Chris Taylor)を一塁に置いた場面で、ターナーがブルワーズの中継ぎ投手ジェレミー・ジェフレズ(Jeremy Jeffress)の落ちる球をとらえると、これが飛距離約120メートルの逆転本塁打となった。

 これでこの試合初めてのリードを奪ったドジャーズは、ペドロ・バエズ(Pedro Baez)、ケーレブ・ファーガソン(Caleb Ferguson)、前田健太(Kenta Maeda)、ケンリー・ジャンセン(Kenley Jansen)の継投で残る回を逃げ切った。9回を任されたジャンセンは二塁に走者を背負ったものの、最後はナ・リーグMVP最右翼のクリスチアン・イエリチ(Christian Yelich)をバットをへし折るゴロに仕留め、ポストシーズンの2セーブ目を挙げた。

 殊勲のターナーは、第1戦は4三振を含む5打数無安打だったが、この日は汚名返上のポストシーズン初本塁打を放った。ターナーは「野球ではとにかく気にしないことだ。もちろん昨晩は良い気分じゃなかったし、結果も満足いかなかったが、きょうはまた別の日で、またグラウンドへ出て勝つチャンスが巡ってくる」とコメントした。

 これでドジャースは、自信を取り戻して本拠地での第3戦から第5戦に臨めることになった。シリーズの勝者は、前年覇者ヒューストン・アストロズ(Houston Astros)かボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)のア・リーグ王者とワールドシリーズで対戦する。(c)AFP