【10月13日 AFP】(更新)インドネシア西部で10日からの豪雨によって洪水と土砂崩れが起き、少なくとも22人が死亡し、多数の行方不明者が出ていることが分かった。当局が13日、明らかにした。

 当局者によると、北スマトラ(North Sumatra)州ではこの3日間で少なくとも17人の死亡が確認され、西スマトラ(West Sumatra)州では5人が死亡した。

 国家災害対策庁のストポ・プルウォ・ヌグロホ(Sutopo Purwo Nugroho)報道官は、北スマトラ州マンダイリンナタル(Mandailing Natal)県の村にある寄宿制のイスラム神学校の建物が授業中に鉄砲水に見舞われ、12日午後に11人の生徒が亡くなったことを明らかにした。

 また、多数の家屋も損壊している。

 北スマトラ州災害対策局のリアディル・ルビス(Riadil Lubis)氏はAFPに対し、「災害対策捜索救助局が現場に向かっているが、複数の場所で土砂崩れが起きているため到着が遅れている」と述べた。

 広大な国土を持つ島国インドネシアは熱帯に位置しており、集中豪雨などの自然災害に遭いやすく、土砂崩れや洪水がよく起きている。(c)AFP