【10月12日 AFP】サッカー国際親善試合が11日、各地で行われ、スペインはパコ・アルカセル(Francisco 'Paco' Alcacer Garcia)が2得点を挙げる活躍を見せ、4-1でウェールズに勝利した。

 現在ドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)にローン移籍しているアルカセルは、結果を残してレギュラー争いでの自分の存在を証明した。

 ジエゴ・コスタ(Diego da Silva Costa)が負傷中で、ロドリゴ(Rodrigo Moreno Machado)がベンチに座る中、2016年3月以来の代表戦となったアルカセルは、ルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督に印象を残すチャンスをものにした。

 アルカセルはクラブでの好調ぶりを維持し、一方的な展開となった敵地での一戦でウェールズの守備陣を切り裂くと、前半に2得点を挙げて代表戦14試合目にして通算のゴール数を8に伸ばした。スペインではセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)とマルク・バルトラ(Marc Bartra)も得点した。

 ルイス・エンリケ監督が率いていたFCバルセロナ(FC Barcelona)時代には出場機会に恵まれていなかったアルカセルは、今季ドルトムントにレンタル移籍で加入すると4試合の出場で7得点を挙げている。

 一方でW杯ロシア大会(2018 World Cup)王者のフランスは、キリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)の活躍で2点差を追い付き、ホームでアイスランドと2-2で引き分けた。

 敵地ギャンガン(Guingamp)に乗り込んだアイスランドは、30分にビルキル・ビャルナソン(Birkir Bjarnason)のゴールで先制すると、後半にはカリ・アルナソン(Kari Arnason)の得点でリードを広げた。

 しかし、残り30分ほどのところで投入されたエムバペがフランスを救った。

 86分、角度のないところからエムバペの放ったシュートはアイスランドのGKルナル・ルナルソン(Runar Runarsson)に一度は防がれたものの、リバウンドのボールが意図せずホルマル・エイヨルフソン(Holmar Eyjolfsson)に当たり、ゴールマウスの中に転がり込んだ。さらにエムバペは90分、PKから同点弾を決めた。

 両国は今後UEFAネーションズリーグ(UEFA Nations League 2018-19)の試合を控えており、スペインは15日にイングランドと、フランスは16日にドイツとそれぞれ対戦する。(c)AFP