【10月12日 AFP】女子アルペンスキーのリンゼイ・ボン(Lindsey Vonn、米国)が11日、最多勝記録更新が懸かる2018-19シーズンのW杯を最後に現役を引退すると明かした。

 W杯で4度の総合優勝に輝き、五輪では3個のメダルに輝いているボンは現在、スウェーデンのインゲマル・ステンマルク(Ingemar Stenmark)氏が持つ86勝の最多勝記録まであと4勝に迫っている。

 ボンはこの日、「記録を手に入れられたら夢がかなうことになる」「もしできなくても、それに関係なく自分は信じられないほどの成功を収めたキャリアを送れたと思う。すでに私は史上最も勝利を収めた女子スキーヤーなのだから」と米ニューヨークでNBCスポーツ(NBC Sports)に対して語った。

 今月18日に34歳の誕生日を迎えるボンは、2月に行われた平昌冬季五輪で、「どれだけ痛みを抱えていても」ステンマルク氏の記録を破るまでは「辞めるつもりはない」と話していた。しかし、度重なる故障に悩まされてきたスーパースターは今、現役引退後のことを考えないといけないと語っている。

「身体的に言い訳ができないところまできてしまった」「年を取っても動けるようにしたいから、ただ目の前のことだけに集中するのではなく、将来に目をやらなくてはいけない」

 ボンは12月にカナダ・レイクルイーズ(Lake Louise)で開かれる大会で最後のW杯シーズンをスタートさせる予定で、記録を更新するまでは全ての滑降とスーパー大回転に出場するつもりだと話している。(c)AFP