【10月12日 AFP】(更新、図解追加)ウガンダ東部ブドゥダ(Bududa)県で11日、豪雨により河川の堤防が決壊した上土砂崩れも発生し、少なくとも34人が死亡した。災害当局が翌12日、明らかにした。

 自然災害や紛争の被災地の復興支援団体代表はAFPに対し、「4つか5つの村」が被害を受け、小学校1校にも影響が及んだ恐れがあると述べた。

 同県では土砂崩れの前に、河川の堤防が決壊してあふれ出た泥水が市場に流れ込む被害も発生している。

 ウガンダ赤十字社(Uganda Red Cross)の広報担当者は11日、メッセージサービス「ワッツアップ(WhatsApp)」で現場の「大規模な土砂崩れ」の写真を共有。そこには、川のそばで泥にまみれ、ばらばらになった遺体も写っている。

 ブドゥダ県はウガンダとケニアの国境にあるエルゴン山(Mount Elgon)の麓に位置し、土砂崩れのリスクが高い地域。

 2010年3月にはやはり土砂崩れで少なくとも100人が死亡、2012年には3つの村が押しつぶされた。(c)AFP