【10月12日 AFP】サッカーベルギー1部リーグを揺るがした大規模な詐欺や八百長で、審判1人やあるクラブの重役1人が11日に訴追された。

 検察によれば、10日に数百人の警察官が同国をはじめフランスやルクセンブルク、キプロス、モンテネグロ、セルビア、マケドニアの計44か所で一斉に家宅捜索を行い、この日は20人以上の容疑者の取り調べが行われたという。

 連邦検察は10日にベルギーで計28人が逮捕され、11日の朝には他の容疑者の身柄が拘束されたと述べている。

 同検察の女性広報担当官は記者団に対し、今回の件を担当する裁判官は海外で拘留されている容疑者の引き渡しを求めるため、欧州逮捕令状を出したと明かした。

 今回の捜査は、シャルルロワSC(Sporting Charleroi)の元マネジャーで、選手の移籍契約で不正をはたらいたとして自宅で捕まったモギ・バヤト(Mogi Bayat)氏を含む、国内で著名な複数の代理人に集中している。

 また、代理人であるデヤン・ベリコビッチ(Dejan Veljkovic)氏も詐欺と八百長の容疑がかけられている。八百長の疑いは詐欺捜査の過程で明らかになり、それらが2017-18シーズンの試合に集中していると検察は明かしている。

 ベリコビッチ氏はKVメヘレン(KV Mechelen)を降格から救おうとするも結局は失敗に終わった計画の中で、ベルギー人の審判とともに八百長を工作したと疑われている。検察によるとKVメヘレンの財務部長も八百長の疑いで拘束されている。

 家宅捜索はKVメヘレンのほかRSCアンデルレヒト(RSC Anderlecht)やクラブ・ブルージュ(Club Brugge)、KRCヘンク(KRC Genk)、スタンダール・リエージュ(Standard de Liege)を含む9クラブの本部で行われた。

 今季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)にも出場しているクラブ・ブルージュを指揮するイヴァン・レコ(Ivan Leko)監督は、取り調べを受けてから11日に釈放された。

 同監督の弁護士を務めるワルター・ファン・スティーンブルッヘ(Walter Van Steenbrugge)氏は、「数年前からの給料の一部について、正しく税務当局に報告されたかについてのやりとりがあった。犯罪ととらえられるマネーロンダリング(資金洗浄)はなかった」とAFPに語った。(c)AFP/Matthieu DEMEESTERE/Alex PIGMAN