【10月11日 AFP】ロシア警察は10日、官僚2人に暴行をはたらいた事件の容疑者として、サッカー同国代表の選出歴があるパベル・ママエフ(Pavel Mamaev)とアレクサンドル・ココーリン(Alexander Kokorin)の身柄を拘束した。この問題を受けて、リーグはロシアサッカー連合(RFS)に対して、両選手を永久追放処分にすることを求めている。

 ロシア・プレミアリーグのFCクラスノダール(FC Krasnodar)でプレーするママエフとFCゼニト(FC Zenit)のココーリンは、モスクワ市内の高級カフェで朝食を取っていた産業貿易省の官僚2人に襲い掛かっている姿を現場のビデオ映像で確認された。特に被害者の一人である韓国系のデニス・パク(Denis Pak)さんは、椅子で殴られている様子が映し出されていた。

 容疑者として警察に48時間勾留されることになったママエフとココーリンは、最大で禁錮5年の可能性があるほか、過去にも問題を起こしているため、国内では永久にプレーできなくなることもあり得る。

 プレミアリーグの広報担当者であるセルゲイ・アレクセーエフ(Sergei Alekseyev)氏は同日、「わが国のサッカー界にとって異例の事態であり、リーグとしてRFSの倫理委員会に対し、ママエフとココーリンの永久追放処分を要請している」と述べた。(c)AFP/Alexandre FEDORETS