【10月10日 AFP】国際オリンピック委員会(IOC)は9日、アルゼンチンのブエノスアイレスで第133次総会を行い、24歳のアフガニスタン人女性のサミラ・アスガリ(Samira Asghari)氏や、国際体操連盟(FIG)の渡辺守成(Morinari Watanabe)氏ら9人を新たな委員に選出した。

 アスガリ氏は、アフガニスタンのバスケットボール女子代表の主将として話題を集め、複数のスポーツ関連団体で働いてきた経験もある人物。IOCのトーマス・バッハ(Thomas Bach)会長は、アスガリ氏を「アフガニスタンの女子スポーツ振興で素晴らしい仕事をしている女性」と評し、「知っての通り、この国でそれをやるのは、多くの理由からまったくもって簡単ではない」と話した。

 アスガリ氏は、「世界中の全アスリート、特にアフガニスタンのような支援を必要としている地域の選手のために働いています」と話した。本人によると、同国の女子スポーツを取り巻く状況は、アフガニスタンの国内オリンピック委員会(NOC)と関連組織のおかげで「以前より改善している」という。

「これまでも、アスリートのためにという意欲を持って働いてきました。(アフガニスタンの)オリンピック委員会や関連組織で働いてきて、バスケットボール代表でもプレーしました」「自分たちと年齢の近い若者が、自分たちを助けようとしている。それを選手に示せるのはとても良いことです」

 アスガリ氏以外にも、今回はリトアニアNOCのダイナ・グジネビチウテ(Daina Gudzineviciute)会長と、ルワンダNOC初の女性副会長であるフェリシテ・ルウェマリカ(Felicite Rwemarika)氏という女性2人が新たな委員に選出された。

 この他に渡辺会長ら6人が新選出されたが、一方で国際陸上連盟(IAAF)のセバスチャン・コー(Sebastian Coe)会長、国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ(Gianni Infantino)会長は選ばれなかった。(c)AFP