【10月7日 AFP】ブラジルで7日に投開票される大統領選について、汚職で収監中のルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ(Luiz Inacio Lula da Silva)元大統領(72)は立候補を取り消されただけでなく、投票もできないことが分かった。

 ルラ氏は二審で禁錮12年の有罪判決を言い渡されたため、法律規定によって被選挙権を失い立候補を無効とされた。だがルラ氏は有罪判決を不服として連邦最高裁に上告中だ。

 基本的にはルラ氏に投票権はある。しかし、刑務所に投票所の設置が認められるためには、投票申請を希望するブラジル人受刑者が同一刑務所内に20人以上いることが必要だ。パラナ(Parana)州の選挙管理当局は、ルラ氏が6か月前から収監されている同州の刑務所はこの条件に該当しないとして、ルラ氏の投票申請を却下した。

 最終的にルラ氏の出身母体である左派・労働党(PT)からは、フェルナンド・アダジ(Fernando Haddad)元サンパウロ市長が十数人の対立候補と競り合うべく立候補している。しかし有権者を対象とした意識調査で首位を走るのは、治安改善や汚職取り締まりを公約に掲げた極右の元陸軍将校ジャイル・ボウソナロ(Jair Bolsonaro)氏で、2位のアダジ氏は支持率で大きく引き離されている。(c)AFP