【10月7日 AFP】18-19イングランド・プレミアリーグは6日、第8節の試合が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は3-2でニューカッスル(Newcastle United)から逆転勝利を収めた。ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は、クラブの理事会から自身を支持するメッセージを受け取っていたことを明かしている。

 ここまで悲惨なシーズン序盤戦を送り、モウリーニョ監督の身辺が騒がしくなる中で試合を迎えたユナイテッドは、開始10分でいきなり2点のビハインドを背負い、指揮官の解任が現実味を帯びたかに見えた。

 それでもチームは後半に逆襲して同点に追いつくと、最後は試合終了間際、アシュリー・ヤング(Ashley Young)のクロスにアレクシス・サンチェス(Alexis Sanchez)が頭で合わせ、崖っぷちからの逆転劇を締めくくった。

 モウリーニョ監督は試合後、理事会メンバーからの「信任」を事前に得ており、下位ニューカッスル戦の試合結果にかかわらず今週末に解任されるという新聞報道を気にしなくていい立場だったことを明かした。お墨付きを与えた人物は、エド・ウッドワード(Ed Woodward)副会長だとみられる。

 モウリーニョ監督は、「新聞を読み、SNSを見ている人たちは、私が去ると考えていたかもしれない。新聞を読むなという理事からのメールを受け取っていなければ、私も同じように考えていたかもしれない」と話した。

 サンチェスの逆転ゴールが決まると、それまでモウリーニョ監督を支持する姿勢を示していなかったユナイテッドのサポーターからも、指揮官の名前を叫ぶ声が響いた。

 監督は「あれには驚いているが、あまり好ましくはない。やめてくれと言ってもいいのなら、そうしたい」と話し、「大切なのは私ではなく、サポーターが愛し、われわれが誇りと威厳をもって代表しているクラブだ。それでもあれには驚いている」「ハーフタイムのときにわれわれは0-2で負けていたが、ファンの後押しは素晴らしかった」と続けた。(c)AFP/Ian WHITTELL