【10月8日 AFP】18-19スペイン1部リーグは7日、第8節の試合が行われ、バレンシア(Valencia CF)のホームに乗り込んだFCバルセロナ(FC Barcelona)はリオネル・メッシ(Lionel Messi)の得点で1-1の同点に追いついたが逆転することができず、首位の座をセビージャFC(Sevilla FC)に明け渡した。

 この日はバルセロナが首位で迎えたが、本拠地でレアル・ベティス(Real Betis)に辛勝したアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)が一時トップに躍り出た。しかしその後、セビージャが10人のセルタ(Celta de Vigo)に勝利して1位に立つと、遅い時間のキックオフだったバルセロナはバレンシアと引き分け、首位の座を奪取することはできなかった。

 3日に行われた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)では、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)を相手に人々を魅了する勝利を収めたバルセロナだが、その時とは対照的の落ち込みとなった。

 バルセロナは序盤、ダニエル・パレホ(Daniel Parejo)のCKにトーマス・フェルマーレン(Thomas Vermaelen)が触れられず、ボールはジェラール・ピケ(Gerard Pique)の背中をかすめると、最後はエセキエル・ガライ(Ezequiel Garay)に押し込まれてバレンシアに先制を許した。

 しかし、トッテナム戦で傑出したパフォーマンスをみせたメッシが23分、サイドネットに突き刺さるシュートでこの日もゴールを決め、バルセロナが開始わずか78秒で喫した奇妙な失点を帳消しにした。

 後半にはフィリペ・コウチーニョ・コレイア(Philippe Coutinho Correia)に決定機が訪れたが、もたつく間にホセ・ルイス・ガヤ(Jose Luis Gaya)にブロックを許した。

 バルセロナを率いるエルネスト・バルベルデ(Ernesto Valverde)監督は試合後「われわれは、勝てなかった時は常に勝ち点2を失ったと考える」「レオ(メッシの愛称)のゴールの後はあらゆる手を尽くしたが、相手にうまく守られ、欲しかったゴールは奪えなかった」と語った。

 この結果、リーグ戦で4戦未勝利となったバルセロナが首位セビージャと勝ち点1差の2位となった。また、アトレティコとセビージャの勝利により、6日に行われたアラベス(Alaves)とのアウェーゲームを落とすなど不振が続くレアル・マドリード(Real Madrid)は4位に後退している。(c)AFP