【10月7日 AFP】18-19イタリア・セリエAは6日、第8節の試合が行われ、ユベントス(Juventus)は性的暴行疑惑を抱えるクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が得点を記録するなど、アウェーでウディネーゼ(Udinese)を2-0で下し、リーグ戦開幕8連勝を飾った。

 ロドリゴ・ベンタンクール(Rodrigo Bentancur)の先制点から4分後の37分、マリオ・マンジュキッチ(Mario Mandzukic)からボールを受けたロナウドは、左足を振り抜いて今季4点目をマークし、チームメートと喜びを爆発させた。ユベントスは開幕から続く公式戦の連勝を10に伸ばしている。

 性的暴行疑惑により巨額のスポンサー契約の見直しも伝えられる中、ロナウドは重圧を感じさせないパフォーマンスを披露した。ファンの「クリスティアーノ! クリスティアーノ!」の歓声に親指を立てて控室に消えたロナウドは、試合後は無言を貫いている。

 米国人女性のキャスリン・マヨーガ(Kathryn Mayorga)さんが2009年6月にロナウドから性的暴行を受けたとして訴状を提出したことを受け、米ラスベガス警察は捜査を再開したと発表している。

 ユベントスのマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督は「私は彼と一緒に住んでいないので、どのような事態になっているかは分からない」とコメントしている。

「私が知っているのはピッチで目にすることだけだ。彼は熱心にトレーニングを積み、落ち着いている。きょうは見事なゴールを決めた」

 8試合で最大となる勝ち点24を獲得しているユベントスは、7日にサッスオーロ(US Sassuolo)をホームに迎える2位ナポリ(SSC Napoli)に9ポイント差をつけている。

 一方、スティーヴン・エンゾンジ(Steven N'Zonzi)とエディン・ジェコ(Edin Dzeko)が前後半に1点ずつを記録したASローマ(AS Roma)は、敵地でエンポリ(Empoli)に2-0で勝利し公式戦4連勝を飾った。

 エウゼビオ・ディ・フランチェスコ(Eusebio Di Francesco)監督率いるローマは、第2節から第5節まで4試合勝利から見放されて一時は9位に低迷したが、上昇気流に乗り暫定3位に浮上している。

 フランス代表の一員としてW杯ロシア大会(2018 World Cup)を制したエンゾンジは、36分に頭で先制点を決め、スペイン1部リーグのセビージャFC(Sevilla FC)からの移籍後初得点をマークした。終了5分前には、2日に行われた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)のヴィクトリア・プルゼニ(Viktoria Plzen)戦でハットトリックを達成したエースのジェコが追加点を挙げた。

 ローマはユベントスに10ポイント差をつけられているが、2位ナポリとの差は1となっている。(c)AFP/Stanislas TOUCHOT