【10月5日 Parismodes.tv】仏パリで9月24日から10月2日まで、19年春夏パリコレクションが開催され、24日には、「ディオール（Dior）」が新作を発表した。

　モデルのカミーユ・ロウ（Camille Rowe）やダンサーで振付師のシャロン・アイアル（Sharon Eyal）、「ディオール」ウィメンズ・アーティスティック・ディレクターのマリア・グラツィア・キウリ（Maria Grazia Chiuri）、インフルエンサーでデザイナーのキアラ・フェラーニ（Chiara Ferragni）がインタビューに応じた。

　会場となったのはロンシャン競馬場（Longchamp Racecourse）。新作を身にまとったモデルたちが登場するなか、振付師シャロン・アイアルとダンサー8人が会場内を自由に舞う。今回のコレクションでは、この規律が呼び起こす身体との関係に沿った動きと踊りが重要な鍵を握っていた。

　明るさ、透明感、しなやかさ、重ね合わせが際立つコレクション。ショーでは洗練され、しなやかな黒のヴェスタルドレスに、ロングとショートのチュチュドレスが続いた。

　ウエストをベルトで締めたスーツやバージャケットはヌードトーンで、セカンドスキンのように着用。ワイドなプリーツスカートはレギンスと合わせた。スリムなネットドレスは、フィシュネット効果を採用。

　都会らしさは、タイダイ染めのデニム、万華鏡のパターンプリント、カーキの服は多文化的な刺しゅうを施した。イブニングドレスはレオタードに合わせ、儚ささえ感じさせる。

　プレキシグラスのヒールとシューズは、くるぶしまでリボンで編み上げられている。ベレー帽とリボンは、ダンサーのように被った。フロントローには、米女優ブレイク・ライヴリー（Blake Lively）やインフルエンサーのキアラ・フェラーニ（Chiara Ferragni）らが着席した。(c)Parismodes.tv