【10月5日 AFP】マレーシア当局は4日、廃坑となったスズ鉱山内の水たまりで前日に行方不明になった少年(17)を捜索していた救助ダイバー6人が、不慮の事故で水死したと明らかにした。

 このスズ鉱山は首都クアラルンプール郊外に位置する町プチョン(Puchong)にあり、少年が行方不明となった水たまりは人気の釣り場だったという。

 消防と警察によると、ダイバーたちは濁った水の中で強い底流に巻き込まれて潜水具を失い、30分後に引き揚げられた時にはすでに意識不明の状態だった。

 1日のうちに職員6人が死亡したことについて、消防トップは当局史上「最悪の悲劇」と表現した。少年の捜索は引き続き行われている。(c)AFP