【10月5日 東方新報】国慶節連休の食事はどのように解決するか? 大部分の人はデリバリーに頼らざるを得ないと考えるだろう。

 最近、中国のデリバリーサービスは「早くて、安くて、便利」という代名詞ではなくなりつつあり、高級ミネラルウォーターやロブスター、フォアグラ、アボガドなどが注文の定番料理になっている。

 このほど、出前アプリの餓了麼(Ele.me)が発表した「現地生活消費アップグレード報告」によると、飲食、買い物、医療サービスなどの消費水準や消費構造が新たな展開を見せている。

 報告書によると、餓了麼の注文サイトで値段の高いボトル入りの水を購入する消費者が、2018年に入って以来増え続けているという。例えば、ノルウェー産のミネラルウォーターの注文数が前年比で400%近い伸びをみせ、フランスメーカーのバドワ(BADOIT)、エビアン(Evian)などの注文数も100%以上増えている。

 また、ロブスターやフォアグラといった高級食材料理も今年に入り注文数が顕著に増えており、ザリガニなどの大衆向け料理を上回る勢いだ。

 食品消費が高級志向化へ向かっている要因の一つに、市民の健康意識が向上したことにある。データによると、「スーパーフード」と言われるアボガドや無公害有機食品などの需要も大幅に伸びており、うち有機食品関連の注文は前年比で56%を超える伸び幅だ。

 このほか、「一級都市」市民の高品質な料理への注文数も前年比17%増の伸び率で、「三、四級都市」に至ってはまさに今、大きな需要を迎えているところだ。(c)東方新報/AFPBB News