【10月4日 AFP】イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)に所属するポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)選手(33)が3日、2009年に米ラスベガスのホテルで元モデルの女性に性的暴行を加えたとされる疑惑を否定し、身の潔白を主張した。

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 ロナウドは7500万人のフォロワーを抱える自身のツイッター(Twitter)を更新し、ポルトガル語と英語で「私への告発を断固として否定する」と訴えた。

「レイプは憎むべき犯罪であり、私という人間と私が信じるすべてに反する行為だ」「全力で汚名をそそぎたい。私を利用して自分を売り込もうとする人間によって作り出されたメディアのショーに餌をまくのはごめんだ。あらゆる調査の結果を冷静に見守る」

 ロナウドを訴えたラスベガス在住のキャスリン・マヨーガ(Kathryn Mayorga)さん(34)は、先月ネバダ州の裁判所に全32ページの訴状を提出し、2009年6月13日に性的暴行を受けたと主張している。

 ラスベガス警察は先週、その日付の事件の捜査を再開したと明かしたが、被害者および加害者とされる人物の名前は公表していない。

 マヨーガさんの弁護士は3日、依頼人はセクハラ告発運動「#MeToo(私も)」の広がりを受けて自身の主張を公にする決意を固めたとしている。

 レスリー・ストバール(Leslie Stovall)弁護士は記者会見で、「MeTooのムーブメントと性的暴行を公表し立ち上がった女性たちは、キャスリンに大きな勇気を与えました。これにより彼女は前に進むことができました」と話した。

 マヨーガさんは2010年にロナウド側らから圧力を受けて性的暴行に関する秘密保持契約にサインをさせられたとして、罰金と損害賠償金20万ドル(約2300万円)の支払いを求めている。

 今回の疑惑をスクープした独週刊誌シュピーゲル(Der Spiegel)に対し、ロナウドの弁護人は訴訟の可能性を示唆して脅しをかけたと報じられている。(c)AFP/Laurent BANGUET