【10月4日 CNS】国慶節を迎えた中国・河南省(Hennan)洛陽市(Luoyang)の国家5A級景観区の老君山(Laojunshan)で1日、観光客向けに「1元(約17円)ランチ」が提供された。

 イベント会場では、現地の名物「糝湯麺(Shentanmian)」が入ったあつあつの鍋から香りを漂わせている。観光客が料金箱に代金を投入した後、列に並び、糝湯麺とソーセージ一本、まんじゅう一個が配られた。

「1元ランチ」を食べた人たちは口を揃えて、お得に感じたと話した。

 当日の売上皿数は1200枚、収入は1275元(約2万1077円)。景観区の高紅(Gao Hong)副マネジャーの話によると、「老君山は標高が高く、気候の変化も多い。そのため、観光客が昼食を取るのが不便だ。簡単なご飯で済ませているお客さんを見て心が痛くなった。国慶節の間は人が多くなるため『1元ランチ』を開始してみた。山の中腹で配ることにより、お客さんの活力を付けることができる」と話す。

 食材は現地の特産品で、景観区が仕入れている。調理師も景観区のスタッフのため、コストは高くないのだという。(c)CNS/JCM/AFPBB News