【10月3日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)は2日、グループG第2節が各地で行われ、トニ・クロース(Toni Kroos)のミスから失点したレアル・マドリード(Real Madrid)がCSKAモスクワ(CSKA Moscow)に0-1で敗れ、またしても得点力不足の問題は解決されなかった。

 ルジニキ・スタジアム(Luzhniki Stadium)で行われた一戦で、レアルはギャレス・ベイル(Gareth Bale)やセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)ら主力選手を何人か欠いたが、キックオフからわずか68秒でニコラ・ヴラシッチ(Nikola Vlasic)によるCSKAの先制点を許したのはクロースのひどいバックパスだった。

 ここから同点ゴールを目指したレアルは、ポストとバーを3度たたくなどしたが、CSKAの堅い守備によって阻まれた。この結果、現欧州王者のレアルは3試合連続の無得点となっている。

 後半アディショナルタイム終盤にGKイゴール・アキンフェエフ(Igor Akinfeev)がこの日2枚のイエローカードで退場になりながらも、そのまま逃げ切って勝利を収めたCSKAは、レアルを抜いてグループGの首位に浮上した。

 この日のレアルは、攻撃時の爆発力や推進力に欠いて優位に立てず、ベイルやイスコ(Isco Alarcon)に加え、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が誇った圧倒的な決定力の不在をも嘆くことになった。

 レアルを率いるフレン・ロペテギ(Julen Lopetegui)監督は、「チャンスをつくり続け、より正確にプレーできると信じていればゴールは生まれる」「それはわれわれにできることだ。すぐにまた得点し、勝利できると確信している」とコメントした。

 チャンピオンズリーグのグループステージで敗れるのは過去10年でこれが3度目となったレアルだが、今節ASローマ(AS Roma)に0-5で大敗したチェコ王者ヴィクトリア・プルゼニ(Viktoria Plzen)との次戦での立て直しを期待している。

 この試合ではエディン・ジェコ(Edin Dzeko)がハットトリックを記録し、ジェンギズ・ウンデル(Cengiz Under)とユスティン・クライフェルト(Justin Kluivert)もそれぞれゴールを挙げている。(c)AFP