【10月3日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)は2日、グループH第2節が各地で行われ、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)を欠いたユベントス(Juventus)が、パウロ・ディバラ(Paulo Dybala)のハットトリックでBSCヤングボーイズ(BSC Young Boys)に3-0で勝利した。

 2-0で勝利した第1節のバレンシア(Valencia CF)戦で、ロナウドはレッドカードを提示されて退場しており、出場停止になったこの日の試合は観客席から見守った。

 それでもユベントスは、ロナウドが加入してから目立たなくなっていたディバラが、今季のチャンピオンズリーグ初出場となった一戦で大暴れ。開始5分にレオナルド・ボヌッチ(Leonardo Bonucci)からのロングフィードにボレーで合わせて先制点をもたらした。

 さらにディバラは33分、ブレーズ・マテュイディ(Blaise Matuidi)が放ったシュートのこぼれ球を押し込み2点目をマークすると、69分にはフアン・クアドラド(Juan Cuadrado)のお膳立てから3ゴール目を決めた。

 対するスイス王者のヤングボーイズは、DFモハメド・アリ・カマラ(Mohamed Ali Camara)がディバラに誘発される形でこの日2枚目となるイエローカードを受け退場となり、残り15分ほどを10人で戦わねばならなかった。

 ディバラは試合後「きょうのような試合をしたかった」「選手はどんな時でもプレーしたいもの。昨季は開幕直後に多くのゴールを決めたが、その後に少し調子を落とすという、今とは反対のシーズンを送っていた」「先発から外されたことで、懸命に仕事をして調子を戻す気になった。今はそれが最大限に報われつつある」と語った。

 また、アルゼンチン代表の24歳は「きょうはクリスティアーノが不在だった。彼がチームにいると試合が簡単に進むこともあるが、いてもいなくても優れたチームでいなければならない」と付け加えている。

 ユベントスは今季イタリア・セリエAで7試合、チャンピオンズリーグで2試合を消化し、ここまでの全9試合の勝率は100パーセントとなった。一方、第1節でマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に0-3で敗れたヤングボーイズは、これで今大会2敗目となっている。

 ヤングボーイズのヘラルド・セオアネ(Gerardo Seoane)監督は、「キックオフから5分で失点したことで、状況はより難しいものになった」とコメントし、「難しい試合だった。両チームの力の差が分かった」と続けた。

 ユナイテッドは同日、本拠地オールド・トラフォード(Old Trafford)でバレンシアと対戦し、スコアレスドローで試合を終えた。第2節を終え、グループHでは勝ち点6のユベントスが首位に立ち、勝ち点4のユナイテッドが2位、勝ち点1のバレンシアが3位につけている。(c)AFP/Stanislas TOUCHOT