【9月30日 AFP】ラグビー南半球4か国対抗戦、ザ・ラグビーチャンピオンシップ(The Rugby Championship 2018)は29日、第5節が行われ、ニュージーランドがアルゼンチンに35-17で勝利し、6度目の優勝を飾った。

 満員の5万人が駆け付けたブエノスアイレスでの一戦は、オールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表)が21-3で前半を折り返すと、後半も途中出場のパトリック・トゥイプロトゥ(Patrick Tuipulotu)のトライで先に得点を記録するなどし、ホームで南アフリカにまさかの黒星を喫した前節から立て直した。

 この勝利で勝ち点を21に伸ばしたニュージーランドが、2位につける南アフリカとの差を7ポイントに広げ、来週末に控える最終節を残して優勝を決めた。ホームで敗れたアルゼンチンが勝ち点8で3位、オーストラリアが同5で最下位となっている。

 一方、前節はニュージーランドを36-34で破り、逆転で初の大会制覇を飾る可能性をかすかに残していたスプリングボクス(Springboks、南アフリカ代表の愛称)だが、この日はオーストラリアに23-12で勝利したもののボーナスポイントを獲得できず、オールブラックスが勝利すればタイトルが決まる状況をつくってしまっていた。(c)AFP