【9月30日 AFP】18F1第16戦ロシアGP(Russian Grand Prix 2018)は29日、予選が行われ、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)がチームメートのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)を抑える見事な走りを披露し、ポールポジションを獲得した。

 今シーズンはドライバーズ選手権で首位を走るハミルトンに遅れることが多かったボッタスだが、この日は得意とするトラックでコースレコードの1分31秒387を記録。最後のアタックではターン7でコースアウトしたハミルトンも、メルセデス勢がフロントローを独占したことを喜んだ。

 今季2度目(通算6度目)のポールポジションを獲得したボッタスは予選後、感情を抑えながら「よし、みんな良い仕事だったね」「非常に満足しているが、これは今週末の最初の一歩にすぎない。スタートからターン1まで長い道のりが残されている」と語った。

 昨年のロシアGPでF1初優勝を果たしたボッタスが、この日もソチ・オートドローム(Sochi Autodrom)との相性の良さを証明した一方、年間タイトル争いでハミルトンを40ポイント差で追いかけるフェラーリ(Ferrari)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)は3番手となった。

 来季のザウバー(Sauber)加入が決まっているベッテルの同僚キミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)は4番手に入り、5番手にはハース(Haas F1 Team)のケビン・マグヌッセン(Kevin Magnussen)が続いた。来季の所属先が決まっていないフォースインディア(Racing Point Force India)のエステバン・オコン(Esteban Ocon)は6番手だった。

 以下、来シーズンからフェラーリに入るザウバーのシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)、フォースインディアのセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)、ハースのロマン・グロージャン(Romain Grosjean)、ザウバーのマーカス・エリクソン(Marcus Ericsson)の順で続いている。(c)AFP