【9月30日 AFP】(更新、写真追加)非常に強い台風24号(アジア名:チャーミー、Trami)は30日、強い勢力を維持したまま本州に上陸する見込みで、気象庁は暴風雨による土砂災害や洪水に厳重な警戒を呼び掛けている。

 台風は今後、近畿地方に上陸の後、東日本や北日本に向かうと予想されている。ここ数か月間、一連の異常気象からの復旧に当たる地域を直撃する可能性がある。

 台風接近を受けて、JR西日本(West Japan Railway)は既に新幹線の運転を取りやめた。複数の空港が閉鎖されたことから、空の便も1000便超が欠航になっている。

 これに先立ち、沖縄では台風による強風で車が横転し、家屋が浸水または損壊する被害が出た。地元当局は、46人が負傷したものの、命に別条はないとしている。

 NHKによると、自治体の避難勧告は150万人に出たほか、電力会社によれば九州や沖縄では50万戸近くで停電した。

 台風が東日本に接近する中、JR東日本(East Japan Railway)は、首都圏の在来線の全路線について午後8時以降の運転を見合わせる異例の対応を発表した。(c)AFP/Behrouz MEHRI, Quentin TYBERGHIEN