【9月30日 AFP】ウクライナ東部の分離派勢力が拠点とするドネツク(Donetsk)で29日爆発があり、3人が負傷した。負傷者には、同派が樹立を宣言した「ドネツク人民共和国(DNR)」の首脳選挙の立候補者が含まれる。

 DNRをめぐっては、初代「大統領」であるアレクサンドル・ザハルチェンコ(Alexander Zakharchenko)氏が先月末、ドネツク中心部のカフェで白昼起きた爆発により死亡したばかり。

 DNRの治安隊員がAFP特派員に語った話によると、29日の爆発は地元にある共産党事務所で発生。当時、党会議参加者の最後の一団が建物を出るところだった。

 同党のボリス・リトビノフ(Boris Litvinov)党首は、この爆発でDNRの「大統領」選に同党から出馬しているイゴル・カキムザノフ(Igor Khakimzyanov)氏がやけどを負ったと述べた。

 事件は現在、DNRの治安機関が扱っている。(c)AFP