【9月29日 AFP】米国選抜と欧州選抜による男子ゴルフの対抗戦、第42回ライダーカップ(The 42nd Ryder Cup)は28日、フランス・パリのル・ゴルフ・ナショナル(Le Golf National)で開幕し、欧州選抜がフォアサムで全勝を記録する歴史的快挙で米国選抜に5-3でリードを奪った。仏初開催となった今大会で、欧州選抜が米国選抜に襲い掛かると観客は大きな歓喜に沸いていた。

 午前のフォアボールで2ポイントをリードされていた欧州選抜は、ワイルドカード(主将推薦)でメンバーに入ったイアン・ポウルター(Ian Poulter、イングランド)、セルヒオ・ガルシア(Sergio Garcia、スペイン)、ヘンリク・ステンソン(Henrik Stenson、スウェーデン)を午後のフォアサムに起用したトーマス・ビヨーン(Thomas Bjorn、デンマーク)主将の決断が見事に報われた。

 対する米国選抜は、フォアボールでフランチェスコ・モリナリ(Francesco Molinari、イタリア)/トミー・フリートウッド(Tommy Fleetwood、イングランド)組に敗れたタイガー・ウッズ(Tiger Woods)/パトリック・リード(Patrick Reed)組をジム・フューリック(Jim Furyk)主将が外したが、午前中の勢いを完全に失ってしまった。ウッズ/リード組は、3アンド1でモリナリ/フリートウッド組に屈し、米国選抜では唯一午前のラウンドで黒星を喫していた。

 米ミネソタ(Minnesota)州チャスカ(Chaska)のヘーゼルティン・ナショナル・ゴルフクラブ(Hazeltine National Golf Club)で開催された2年前の前回大会では、米国選抜が初日のフォアサムで4戦全勝を記録したが、今回は欧州選抜がフォアサムで初めて全勝を収めてリベンジを果たした。

 米国選抜はメジャー優勝経験者が合計9人出場するなどスター選手が勢ぞろいする中で、欧州開催では初めて勝利を飾った1993年大会以来の優勝を目指しているものの、美しい景観のアルバトロス・コース(Albatros Course)で後半に崩壊するという精神的打撃を受けてしまった。

 フォアサムではステンソンとジャスティン・ローズ(Justin Rose、イングランド)のベテランペアが、リッキー・ファウラー(Rickie Fowler)/ダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson)組を3アンド2で下すと、ガルシアがスウェーデンのルーキー、アレックス・ノレン(Alex Noren)と組み、フィル・ミケルソン(Phil Mickelson)/ブライソン・デシャンボー(Bryson DeChambeau)組に5アンド4で勝利した。

 ポウルターはメジャー通算4勝のロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)とのタッグで大会での豊富な経験を生かし、2ダウンの劣勢からバッバ・ワトソン(Bubba Watson)/ウェブ・シンプソン(Webb Simpson)組を4アンド2で退けた。

 モリナリ/フリートウッド組は、ジョーダン・スピース(Jordan Spieth)/ジャスティン・トーマス(Justin Thomas)組を5アンド4で下してこの日2勝目をマーク。米国選抜は全組がオーバーパーを記録するラウンドとなってしまった。(c)AFP/Jed Court