【9月28日 AFP】欧州サッカー連盟(UEFA)は27日、2019-20シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)からビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)を採用し、2020年の欧州選手権(UEFA Euro 2020)でも同システムを導入すると発表した。

 UEFAは執行委員会による会合の中でVARの採用が決まり、チャンピオンズリーグではグループステージに先駆けてプレーオフから導入することになったと明かした。

 VARはW杯ロシア大会(2018 World Cup)での導入が成功だったとみなされており、今回のUEFAの決定はそれを受けてのものだった。

 VARはヨーロッパリーグ(UEFA Europa League)でも導入されることになったが、期間は2020-21シーズンからで、グループステージ以降での使用に限定される。また、新設のUEFAネーションズリーグ(UEFA Nations League)の最終ラウンドでは2021年から採用される。

 UEFAは来年8月にトルコ・イスタンブールで行われるUEFAスーパーカップ(UEFA Super Cup 2019)で初めてVARを使用予定。この試合では今季のチャンピオンズリーグとヨーロッパリーグの王者が対戦する。

 ドイツ・ブンデスリーガ1部やイタリア・セリエA等に続く形でスペイン1部リーグやフランス・リーグ1も今季からVARを導入しているが、イングランド・プレミアリーグはより慎重な姿勢を取っており、欧州全体ではそれほど広く採用されているわけではない。

 UEFAのアレクサンデル・チェフェリン(Aleksander Ceferin)会長はW杯でVARが「非常にうまく機能した」と認めているが、UEFAにとって最大の懸念は欧州全土で行われる大会で実際にどのようにVARを運用するのかということだった。

 UEFAのジョルジョ・マルケッティ(Giorgio Marchetti)事務局長代理は先日、VARの導入について「もちろん不可能ではないが非常に複雑であり、多くの用意を必要とする」と認めていた。

 チャンピオンズリーグよりも広い地域で行われ、様々な国のチームが参加する傾向にあるヨーロッパリーグでVARが採用されるまでに一年多くを擁するのは、主にこのためである。

 VARの採用が決まった欧州選手権は欧州全土12の都市で開催され、準決勝と決勝は英国のウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)で行われる。(c)AFP