【9月27日 AFP】UCIロード世界選手権大会(2018 UCI Road World Championships)は26日、エリート男子個人タイムトライアルが行われ、ローハン・デニス(Rohan Dennis、オーストラリア)が前年大会の王者で優勝候補と目されていたトム・デュムラン(Tom Dumoulin、オランダ)を破って栄冠に輝いた。

 デニスは52.1キロメートルのコースを1時間3分2秒でフィニッシュ。5キロメートルにわたる厳しい上り坂があったにもかかわらず、平均時速49.6キロメートルを記録した。

 今回のレースはデュムランとデニスの一騎打ちになると目されていたが、連覇を目指したデュムランは1分21秒差の2位でフィニッシュ。3位にはデュムランと僅差で欧州王者のヴィクトール・カンペナールツ(Victor Campenaerts、ベルギー)が入った。

 グランツール(三大ツール)全てでステージ優勝を飾った実績を誇るデニスは、世界選手権の王者の称号となるレインボージャージーを身にまとうことができ、夢がかなったと話している。

 オーストラリア選手としては、2005年に3連覇を達成したマイケル・ロジャース(Michael Rogers)氏以来となるタイトルを獲得したデニスは「ジュニアの頃からの目標だったし、本当に最高の気分だ。夢がかなった」と語った。(c)AFP/Damian MCCALL