【9月30日 東方新報】このほど公表された「2018中国ペット業界白書」によると、中国でペットを飼育する人は7355万人にのぼることが分かった。また、ペット(犬・猫)消費市場規模は、前年比27%増の1708億元(約2兆8000億円)だった。

 20代の会社員女性は最近、ペットショップで生後2か月の子猫を4500元(約7万4000円)で購入した。猫の爪とぎや衣類など、購入1か月目で5000元(約8万2000円)以上かかり、ペット支出が月給を超えた。

「ペット白書」によると、犬の飼い主は年に平均5580元(約9万2000円)、猫は4311元(約7万1000円)を支出している。今はペットとして犬の方が多いが、猫の数も急速に増えている。

 ペット市場の拡大で、ペットの美容室やホテルも増えている。あるペットショップのシャンプーとカット代は、犬なら160~460元(約2600~7500円)、猫は258~400元(約4200~6600円)だという。

 店員は「犬は猫に比べて必要なケアが多く、飼い主との距離も近いため、犬の方がかなり金がかかるようだ」と語った。(c)東方新報/AFPBB News