【9月26日 AFP】ドイツの高級自動車メーカー、ダイムラー(Daimler)は26日、最高経営責任者(CEO)を長年務めてきたディーター・ツェッチェ(Dieter Zetsche)氏が来年退任し、後任にスウェーデン人のオラ・ケレニウス(Ola Kallenius)取締役が就くと発表した。

 年次株主総会が終了する2019年5月22日をもって、ツェッチェ氏が「ダイムラーAG(Daimler AG)取締役会会長とメルセデス・ベンツ・カーズ(Mercedes-Benz Cars)統括の職を辞任」する予定で、後任にはケレニウス取締役が指名された。

 2006年から現職を務めるツェッチェ氏は、2021年以降はダイムラーの監査役会長に就く予定だという。

 ダイムラーは今年、規制当局の検査から逃れるために有害な排ガスの量を抑える違法な装置を搭載していたとして、約77万4000台のリコールを余儀なくされている。(c)AFP