【10月1日 CNS】秋雨の続く中国・吉林省(Jilin)長春市(Changchun)。妊娠9か月の丁瑩さんはウェデングドレスを身にまとい、夫の崔哲さんと新婚時の幸せとロマンを再び味わった。

 同市の吉林大学(Jilin University)の中央キャンパスで9月15日に開催された大学OB合同結婚式には、丁さん崔さん夫妻を含め72組の「カップル」が各地から母校に集まった。

 72組のカップルの中には、半世紀にわたって幸せや苦難を分かち合ってきた金婚夫婦や愛があれば何もいらないという「何もなし婚(中国語で「裸婚」、Luohun)」の80年代生まれの夫婦、新婚ホヤホヤの90年代生まれの夫婦などさまざまだ。

 雨の降りしきる中、礼服を着た夫婦は結婚行進曲が流れる赤いカーペットをともに歩き、教員や同級生、後輩たちに祝福されながら指輪を交換し、酒を酌み交わしていた。

 結婚6年目の丁さん崔さん夫婦は式を終えると感無量の様子で、丁さんは、「母校のキャンパスでまた式を挙げられて、とても楽しかった。結婚前の交際時代を思い出した」と話していた。(c)CNS/JCM/AFPBB News