【9月26日 AFP】安倍晋三(Shinzo Abe)首相は25日、国連総会(UN General Assembly)で一般討論演説に臨み、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長との首脳会談実現に意欲を示した。

 安倍首相は「いまや北朝鮮は歴史的好機をつかめるか否かの岐路にある」と指摘。「拉致問題を解決するため、私も北朝鮮との相互不信の殻を破り、新たなスタートを切って金正恩委員長と直接向き合う用意があります」と述べ、金委員長との会談に前向きな姿勢を示した。

 一方で「実施する以上、拉致問題の解決に資する会談にしなければならないと決意しています」とも強調。会談について決まっていることは何もないとしたものの、金氏に会談実現の意向を示した形となった。