【9月26日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するザウバー(Sauber)は25日、2019年シーズンからイタリア出身のアントニオ・ジョビナッツィ(Antonio Giovinazzi)が正ドライバーを務めると発表した。マーカス・エリクソン(Marcus Ericsson)は控えに回る。

 これでザウバーは来季、フェラーリ(Ferrari)から2年契約で加入するキミ・ライコネン(Raikkonen)と、フェラーリの育成出身のジョビナッツィという体制でシーズンに臨むことになる。パワーユニットの供給元が同じフェラーリということもあって、両チームは緊密な関係を築いている。

 24歳のジョビナッツィはF1で2レースを経験しており、2017シーズンの開幕戦と第2戦で、負傷したパスカル・ウェーレイン(Pascal Wehrlein)に代わってザウバーのマシンに乗り込んだ。

 ライコネンはすでに、現ザウバーのシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)との入れ代わりでフェラーリから加入することが決まっている。エリクソンはチームに残るが、第3ドライバーとチームアンバサダーを兼任することになる。

 エリクソンは「F1で過ごせた5年のキャリアに感謝する」、「そのうちの4年でザウバーを代表できたこと、また今季はアルファロメオ(Alfa Romeo)という伝統あるブランドの下で走れたことを誇りに思う」と話した。

「できればこの道を歩み続けたかったが、キミ・ライコネンのようなドライバーが加入するのはチームにとって素晴らしいチャンスになる。自分も前に進みながら、これまで通りチームの発展に貢献し、全身全霊で支えたい」 (c)AFP