【9月26日 AFP】前週末のザ・ツアー選手権(THE TOUR Championship 2018)で約5年ぶりとなる米ツアー優勝を飾った男子ゴルフのタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)が、米国選抜と欧州選抜による男子ゴルフの対抗戦、第42回ライダーカップ(The 42nd Ryder Cup)に向けた準備にいそしむ中で、久しぶりのタイトルの重みをかみしめる時間がまだないと話した。

 元世界ランキング1位のウッズは、前週末のフェデックス・カップ(FedEx Cup 2018)プレーオフ最終戦、ザ・ツアー選手権を圧巻のゴルフで制し、腰椎固定手術からの見事な本格復帰シーズンを優勝で締めくくった。

 大会が行われたイーストレークGC(East Lake Golf Club)の最終18番では、興奮した無数の観客がフェアウエーになだれ込み、ラウンドするウッズの後を付いて歩いた。その様子はテレビでもたっぷり放送されているが、ウッズ本人には、まだその時のことを振り返る余裕がないという。

 ライダーカップのためにフランス入りし、この日会場となるル・ゴルフ・ナショナル(Le Golf National)でフィル・ミケルソン(Phil Mickelson)、ブライソン・デシャンボー(Bryson DeChambeau)、パトリック・リード(Patrick Reed)と共に練習ラウンドをこなしたウッズは「実はまだネットでも見てないし、記事もまったく読んでいないんだ。大会の後は現地でメディア行脚に駆り出されたから」とコメントした。

「それを一通りこなしてから飛行機に飛び乗り、ここへ来て、トレーニングをし、そして練習ラウンドに出た。優勝の喜びに浸る時間はまだあまりない。できるのはライダーカップ後になるだろう。またいずれ振り返って思い出すよ」

「映像もまだ確認していない。フランスのニュースで少し見たら、たくさんの人が僕の後を付いてきていたけど、座ってゆっくり見たわけじゃないんだ。自分にはまだこの大会が残っている」

 メジャー14勝を挙げているウッズだが、選手としてのライダーカップ優勝はまだ一度しかなく、この週末は8回目の出場で2度目となる大会制覇を目指す。(c)AFP